3泊4日で旅に出る会社員の旅ブログ

会社員でも旅に出たいをテーマに、サラリーマンの吉川が、駐在するメキシコを中心に旅した記録をつづります。チアパス州の奥地にあるエバーグリーン牧場を舞台に繰り広げられる人や動物との出会いが第1作目です。

手作りのオパールペンダントをデザイナーに発注してみた

お題「#買って良かった2020

 

2年前にメキシコのオパール鉱山を訪れたとき、試しに買っておいたルース(裸石)を机のひきだしから取り出したのは今年4月のことでした。

 

今住んでいるメキシコは、世界に3カ月ほど遅れて、コロナウィルス感染が徐々に拡大し始め、ロックダウンとはいかないまでも、極力家にいなさい、スーパーや食品関連企業、医療機関以外はほとんど閉めなさいと政府からお達しが出ました。

 

そのとき、頭に浮かんだのは以前にオーダーメイドジュエリーを作ってもらった銀細工を得意とするデザイナーのお店のことでした。当然彼女が持つ3つのお店はすべて一時的に閉じなくてはなりません。メキシコシティでも立地のよいショップたちはおそらく賃料もばかにならないでしょう。

 

僕は才能あふれる職人やデザイナーが好きで、いつも支援したいと思っていたのですかさず、連絡を取り、もし時間があるのならオパールのペンダントトップをメキシコ風のデザインで作ってほしい。金は前金で払うからと申し出ました。

 

「ありがとう。こんな時だからこそ、前を向いて進まないとね」

 

と早速家までバイク便で僕のオパールたちを引き取りにきました。

 

「デザインは、オリジナリティの高い、メキシコ独自のもの」という指定以外はすべて彼女に任せました。

 

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オアハカ出身のマリアナ・バランコ作のオリジナルペンダント

写真の通り、銀はメキシコ産で純度92.5%、オパールはメキシコ鉱山直買い付け。

そしてデザインはアルマジロ、蛇、遺跡の幾何学模様などをあしらった独特のペンダントができました。デザイナーはマリアナ・バランコという女性で、10代半ばまで先住民文化が今でも根付くオアハカという町で育ったせいで、独特のアレンジをしてくれます。

 

以前宝石商をかじっていたことがあるので、品質がしっかりしているか、石や銀が偽物でないかぐらいは分かるし、オリジナルデザインなのに制作費が安いことも満足できました。原価計算すると1点あたり1万円から2万円程度。使い道は未定です。お世話になった人で、メキシコ独自の1点ものを記念に日本に持って帰りたい人にプレゼントするかな。